TUJ学生の皆さんへ:

まずはじめに、この春学期は非常に厳しい状況であったにも関わらず、大学で学び続けた皆さんの努力に感謝します。誰もが教室での授業を望むわけですが、世界中の多くの学生にとってそれは難しいことでした。 TUJ全体、特に教員は、皆さんをサポートするためにできる限りのことをしてきましたが、それは簡単ではありません。

今最も重要な質問は、いつ教室での授業を再開できるのか?ということです。4月下旬までには方針を発表したいと伝えていましたが、残念ながら今年の夏学期もオンラインで開始する必要があるようです。

いつ東京都が緊急事態を緩和し、またいつ「新しい日常」に戻ることができるようになるのか誰にもわかりませんが、5月25日開始の新学期を、全面的に再開する準備を行うには間に合わないであろうと判断しました。キャンパスを開放することが許されたら、最善かつ最も安全な方法で再び学生の皆さん、特に通信環境などの支援が必要な学生の皆さんが利用できるよう準備を進めています。

夏学期のすべてのクラスはオンラインで開始する予定ですが、もし学期中に状況が改善した場合は、東京周辺在住の学生が教室に戻れるようにしたいと考えています。オンラインで開始したとしても、教室での授業、またはそのままオンライン授業を選べるようにします。つまりすべてのコースは学期全体にわたってオンラインで教えられますが、状況によって教室に戻りたい人は戻れますし、教室に戻りたくないという場合は戻らずオンラインで続けることができます。

学長として12年間過ごしていく中で、TUJについて私が最も驚かされていることは、ここがグローバリゼーションの最善の特徴を現す縮図のようだということです。学生は世界中から集まり大変多様ですが、TUJとして、そのコニュニティーの一員として、本当の意味でのアイデンティティがあります。 この新型コロナウィルス感染症パンデミックは、私たちの生活を大きく変える世界的な現象です。しかし変わらないもののひとつはTUJです。今までもそうであったように、これからもグローバル教育にポジティブな影響を与える存在として、皆で力を合わせていきます。

TUJ学長

ブルース・ストロナク

※4月28日学長発信の翻訳