コンピューターサイエンス学科
専攻
コンピューターサイエンス学科では、特定の分野に限らず、コンピューター サイエンスについての総合的な理解を得ることを目指します。例として、 アルゴリズム、ソフトウェア工学、コンピューターアーキテクチャ、プログラ ミング言語、人工知能等についての基礎的諸概念を学んでいきます。
副専攻
コンピューターサイエンス副専攻を修了するためには、プログラミング科 目を4つ、コンピューターサイエンス理論入門科目を1つ、そして選択科目 を1つ履修することが必須です。副専攻修了に必要な科目を全てTUJで 履修することができます。
情報工学科
副専攻のみ
情報工学副専攻を修了するためには、プログラミング、オペレーティングシ ステム、データベース技術に関する5科目を履修することが必要です。この 副専攻で培われた技術的基盤は、どのような主専攻の学習にも適用でき ます。副専攻修了に必要な科目を全てTUJで履修することができます。
コンピューターサイエンス学科主任
現在、コンピューターは私たちの仕事や生活に欠かせないものとなっており、私たちの暮らしはコンピューターに大きく依存しています。そのため、コンピューターを効果的に使いこなせる高い技術を持った人材に対する需要が非常に高まっています。コンピューターサイエンス学科では、必要な知識とスキルの教授を通じてこうした人材の養成を行います。
コンピューターサイエンスはコンピューターのさまざまな側面を学ぶ学問です。プログラミングは重要な要素ですが、それだけにとどまりません。アルゴリズムや情報理論などの理論的な科目に加え、ソフトウェア設計などの実践的な科目も学びます。また、ネットワーク、オペレーティングシステム、データベースなど、他にも多くの科目があります。コンピューターサイエンスは、コンピューターグラフィックスやA I(人工知能)などの分野で使用される数学に深く根ざしているため、数学と統計学においても高い能力が要求されます。 コンピューターサイエンティストが習得するスキルは、優れたソリューショニスト(問題解決者)になるためのものです。
これらのスキルとコンピューターの知識を応用することで、ソフトウェアエンジニア、データサイエンティスト、ゲーム開発者、マシンラーニング(機械学習)エンジニア、プロジェクトマネージャーなど、夢の職業への道を拓くことができます。
履修例
必修科目の概要
注目科目
最近追加された選択科目コース
Pythonによる問題解決とプログラミング入門
プログラム設計と抽象化
データベース管理システム
AI(人工知能)入門
モバイルアプリ開発入門
キャリア
コンピューターサイエンスを専攻した卒業生は、システムアナリスト、ソフトウェア開発者、プログラマーなどとして採用されており、業界もヘルスケア、資産運用、保険、コンピューターソフトウェア・ハードウェア開発、科学研究所から政府機関まで多岐にわたります。さまざまな規模の企業や教育機関においてコンピューターシステム/ネットワーク管理者として活躍しているほか、ITコンサルティング企業に就職したり、コンサルタントとして独立したり、自身でテクノロジー企業を立ち上げた人もいます。就職先の可能性やキャリアについての詳細は、米国本校のコンピューター・インフォメーション・サイエンス学科のウェブサイトを参照ください。
学生インタビュー
学生の声
横山 大和
就職先 : 株式会社 野村総合研究所
インターンシップ : ITD-GBS Tokyo, 株式会社MetaMoJi
駒込高等学校(東京都)卒業後、本学学部課程に入学。
タイの児童養護施設でのボランティア体験がきっかけで、IT技術を活用して社会問題を解決したいと考え、コンピューターサイエンス学科を専攻しました。高校時代までは文系科目に集中して学習していたため、初めは理系科目をこなせるか不安でしたが、TUJでは、授業で分からないところや質問があったときに、教授に気軽に聞きに行ける「office hour」が設けられていたので安心して履修できました。教授との距離も近く、親身になって教えてくれるので、モチベーションアップにつながりました。おかげで、プログラミングのスキルはもちろん、エンジニアとしての思考や、数学的思考力も身についたと思います。また、TUJでは常に様々な学生と学べるので、多様性を面白いと感じる感性が育まれていることを実感しています。将来は、AI関係の仕事に就きたいと考えています。世界中を回りながら働くことで、エンジニアとしての技術を高め、社会問題の解決に貢献していきたいです。
中嶋 奎太
就職先 : 株式会社 野村総合研究所
The Study in Colombo Sixth Form College(スリランカ)で 学んだ後、本学学部課程に編入。
コンピューターサイエンス学科は前半をTUJ、後半をアメリカ本校で学びますが※、どちらも教授たちのすばらしさが印象に残っています。みな仕事としてではなく一個の人間として学生に向き合う意識が強く感じられました。また、在学中にプログラミングクラブを立ち上げて作ったアプリが、最終的に大学の公式SNSとなりました。学生が何かやろうとしたとき権限を与えて自由にやらせてくれる、そんな学生ファーストな環境も良かったです。卒業後は母国で就職を希望しました。野村総研に決めたのはテンプル大学で培った自分のプログラミング技術そしてチームワークの経験が生かせると思ったからです。インターンシップの経験はなくても、授業でのグループ作業の成果や前述のクラブ活動で仲間とともに一大プロジェクトを成し遂げた実績が評価されました。将来は日本のITを支える人材となり、同じ志を持つ人たちと「ITなら日本」と言われるような未来をつくりたい。日本を盛り上げるためにグローバルな教育で学んだことを活かしていきたいです。
※2024年秋学期から、コンピューターサイエンス学科の学生も、本校に留学することなくTUJで全コースを履修することが可能になりました。