アメリカ本校留学体験談

川端 祐輝

刑事司法専攻(アメリカ本校)

サンモール・インターナショナルスクール(神奈川県)卒業後、本学学部課程に入学。
2022年8月にアメリカ本校に留学

アメリカ留学は17歳のときからの夢でした。TUJ入学後にアメリカ本校への留学を決めた理由は、私が勉強したい専門学科があったことです。本校でしか開講されていない授業のうち、特に楽しみにしていたのは、刑事司法コースや、イタリアのマフィアから日本のヤクザまで組織犯罪グループの歴史を学ぶ授業などでした。また、必修科目の刑法入門もとても興味深く、クラス課題で法律事例の要約方法も学びました。もうひとつ留学して良かったと感じるのは、アメリカ国内にしか住んだことのない人たちに私の経験を共有できること。中学まで海外生活が長かった私の体験談をクラスで話す機会が多くあります。本校に来ていちばん驚いたのはキャンパスの広大さです。また、TUJで馴染みのなかった中間試験が本校では全授業にあるなど、圧倒されたり心細さを感じたりもしましたが、地元の方の厚意や楽しいイベントのおかげで最初の1年を楽しく乗り切ることができました。以前は家族に頼ることが多かった生活面でも成長を感じます。たとえば料理のスキル。健康的な食事がとれるだけでなく、作った料理を振る舞うことで新しい友だちとより親密になれました。この留学を通じて私は自分の変化を実感できています。留学にあたってはTUJの留学コーディネーターにすばらしいサポートをいただき、感謝しています。

杉山 大希

経営学部 情報管理学科専攻

埼玉県立浦和西高等学校卒業後、TUJの学部課程に入学。
2015年秋学期より米国本校に留学し、2017年秋学期に本校にて卒業。

インターンシップ: GE(2015年7~8月)、AIG(2017年夏学期)
就職内定先: AIGジャパン・ホールディングス

テンプル大学の良さは、多様なチャンスがあることだと思います。1年のみのつもりだった米国本校への留学は既に2年近くが経過しました。本校のキャンパスはとても大きく、いたる所で学生のためのセミナーが行われていたり、学生団体に所属すると企業とのネットワークを築くことができたり、様々な素晴らしい機会に恵まれていると感じます。ただ、これはTUJにもいえることですが、自ら行動することがとても大切です。学生数は圧倒的に多いので、競争率は高く、自ら行動を起こしチャンスを手に入れなければなりません。私にとっては、それが自己研鑽になりました。積極的にしっかりと取り組んだことが実り、企業主催の課外コンペのリーダーや成績優秀者としてティーチングアシスタントに推薦されたことなどで自信がつき、最終的には日本での就職を決めましたが、米国でも就活をし、内定をもらいました。

米国では、卒業後に就活する学生もいますが、1年生の時から積極的にインターンシップで経験を積みあげ、卒業までに就職先が決まる学生も少なくありません。新卒から専門職に就くことも可能なので、やはり学部選びは大切だと感じています。この留学で、多くの経験と出会いを通して、多角的な視点と生涯の友を得ることができました。

ローマ校留学体験談

小宮山 夏美

国際関係学科専攻 / 心理研究学科(副専攻)

順天高等学校(東京都)卒業後、TUJの学部課程に入学。
2016年秋学期に米国本校に、2017年春学期はローマ校に留学。

高校留学から帰国後、大学では「英語を」学ぶのではなく、「英語で」関心がある分野を学びたいと思うようになりました。TUJに入学を決めたのは、それが実現できるからです。興味があった国際関係学をTUJが提供していることを知り、自分のやりたいことと学びたいことは「ここにある」と確信しました。そして、もう一つTUJに魅力を感じた大きな理由が、米国とイタリアのローマにある海外キャンパスの存在です。米国本校への留学は入学当初から決めていて、クラスの選択肢が豊富な本校で、専攻する国際関係と副専攻の心理学の知識を深めたいと思っていました。

ローマへの留学は、実は本校留学時に決断したものです。もともと本校に1年間留学する予定を、せっかくなので半分はローマキャンパスで過ごすことに急遽変更しました。留学の最大の魅力は、滞在国の歴史や文化、その国が抱えている問題などを全身で感じることができることだと思います。本校留学時は、ちょうど米国大統領選挙が行われており、米国におけるその影響力の大きさを肌で感じました。ローマ留学では、古い街並みや有名な遺跡を歩くたびに、背景にあるイタリアの文化とその長い歴史を、五感を通して自分の中に取り込んでいるような感覚になります。海外キャンパスでの日々は、驚きと刺激の連続です。

交換留学提携校への留学体験談

中澤 久美

国際関係学科専攻/心理研究学科(副専攻)

John Fraser Secondary School (カナダ)卒業後、本学学部課程に入学。
2022年秋学期にSciences Politics Lyonに留学

アメリカで生まれ、小学校は香港、中学1~2年は日本の名古屋、中学3年から高校卒業までカナダと、子どもの頃から親の転勤で世界を転々としました。TUJを選んだのは、今度こそ自分の意思で日本に住みたいと思ったことと、アメリカの教育システムが魅力だったからです。将来は難民支援に関わる活動をしたいと考えていることから、国際関係学科を専攻。友人の話を聞いてヨーロッパ留学に興味を持ち、Sciences Politics Lyon(リヨン政治学院)とテンプル大学が提携していることを知って、2年次でぜひ留学したいと考えました。衝撃だったのはフランスの大学では1クラスの授業が週1回しかないことです(TUJでは週2~3回)。TUJと比べてクラス人数が多く、教授との距離を感じることもありました。また宿題などはなく、すべて自分で予習復習します。ついていくのは大変でしたが新しい勉強方法が身につきました。自由な時間でカフェ巡りなど現地を満喫することもできたし、親元を離れることで生活面でも自立できたのは良かったです。さらに、リヨンの中心街から離れた場所に移民の多い多国籍コミュニティのエリアがあり、そこで実際に他国からフランスへやってきた人々と触れ合ったことで、難民支援活動という自分の将来の方向を再確認できたのも大きな収穫でした。

藤田 紗代

国際関係学科専攻/ジェネラルビジネス(副専攻)

広島市立基町高等学校(広島県)卒業後、本学学部課程に入学。
2022年1~6月にUniversity of East Anglia に留学。

イギリスは私にとって、何度訪れても飽きない魅力的な国です。

大好きなこの国で日本より深く学べる「国際開発学」と「ヨーロッパやアフリカ圏の政治や国際関係」に照準を合わせて、TUJからの留学先を選びました。ヨーロッパから見た日本にも興味津々でした。国際開発学では、特にアフリカについての授業が印象に残っています。例えばアフリカを題材とした映画を観るとき、たとえそれが娯楽作品であっても、視点を変えればその国の歴史や文化的背景など多くを学べると知りました。

イギリスでは、ウクライナで起こっている戦争が日々の生活にもたらす影響が日本にいる時よりも顕著です。郵便の停止やロシアからの輸入品の物価上昇など、ヨーロッパに住んだことにより、より実感しました。その他にもバスが赤いのはロンドンだけとか、トイレットペーパーが4つで500円近い、など生活面でも新しい発見は多数。

訪英は3度目、留学も2度目でしたが、こうした経験の積み重ねが人としての引き出しの多さにつながり、勇気や自信の源となることを実感した旅でした。何かに挑戦することは必ずプラスになります。失敗も含めた全ての経験が未来の人生を豊かにしてくれます。

交換留学という制度はあまり知られていないようですが、もっと多くの学生が活用し、その経験を共有できれば素敵だなと思います。