TUJの教育を受けた学生は、日本の大学生とは異なる強みを備えています。その違いは、英語力はもちろんアメリカの教育で特に強化される「creative thinking」(創造的思考力)、「critical thinking」(分析的思考力)、「communication skills」(コミュニケーション力)などに表れます。こうした能力が買われて多くの卒業生が国際企業に就職し、世界で活躍しています。
ここが違うTUJのキャリアサポートシステム
卒業後に就職を目指す全ての学生に対し、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)独自のキャリア教育プログラムを提供しています。このプログラムは、「セミナー・ワークショップ」、「個別カウンセリング」、「インターンシップ・プログラム」、「学内キャリアフェア・企業説明会」という4つの要素によって構成されています。
各種セミナー・ワークショップ
就職部では学生の就職活動の準備に役立つセミナーやワークショップを開催しています。日本で就職活動を行う場合、特定の時期に定められたステップを踏まなければならず、実際に企業とコンタクトを取る前に正しい情報を得ることが必須です。就職活動をスムーズに行い成功に導くためにも、セミナーやワークショップへの参加は極めて重要です。
個別カウンセリング
就職部が提供する様々なサービスの中でも、中心となるのが個別カウンセリングです。「良い就職」「良い就職活動」はそれぞれの学生によって異なります。個別カウンセリングでは、セミナーやワークショップで得た知識をもとに、学生一人ひとりに最も適したオンリーワンの就活プランを作ります。
学内キャリアフェア・企業説明会
毎年、学内でキャリアフェア(合同企業セミナー)が催されます。様々な業界からTUJの学生を採用したいと希望する企業がTUJを訪れ、ブースを設けます。また、年間を通じて個別の企業説明会も開催しています。学生は、参加企業に直接業務内容や雇用条件について尋ねることができる他、興味のある企業に履歴書を提出し、その場で面接を受けることも可能です。
TUJでこれからの時代に必要な人材に
グローバル化時代に求められる英語力に加え、分析的思考力、プレゼンテーションや情報分析などの実践的なビジネススキルを兼ね備えたTUJの学生は優秀なグローバル人材として希望する就職先へ進み、世界で活躍しています。典型的な日本の就職活動から海外スタイルのジョブハンティングまで内容は多岐にわたりますが、就職部では低学年次からセミナーや個別のカウンセリングを通して一人ひとりの学生のニーズに合わせ、経験豊かなスタッフが全力でサポートします。アメリカ本校に留学中でも就職支援を受けることができるので安心です。
インターンシップ(企業研修)制度
『第6回学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』で
「テンプル大学ジャパンキャンパス・インターンシッププログラム」 が優秀賞受賞
数ヶ月にわたるインターンシッププログラムを通して仕事への理解を深め、実践的な経験が積める点や、学生が主体的に学びと成長の機会を求めて参加する応募プロセスが好評を得ました。(主催:『 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』実行委員会、後援: 経済産業省、厚生労働省、内閣府、文部科学省、日本経済新聞社、マイナビ)
この記事を読む氏名:Natsumi Sugiura
出身国:日本
専攻学科:国際関係学科専攻
インターン先:CNN
氏名:Hana Mohsin
出身国:U.S.A.
専攻学科:国際関係学科専攻
インターン先:港区役所
村上 優夏
コミュニケーション学科
千葉市立稲毛高等学校(千葉県)卒業後、本学Bridge Programを経て学部課程に入学。
インターンシップ先: 株式会社SEEDS MARKET、パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社
インターンシップ先: 株式会社サニーサイドアップグループ フードマーケティング部
美容に興味があり、パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社でのインターンシップに応募しました。ディオールでは、常にマルチタスクでの対応が求められました。上司から突然、「今日中にインフルエンサー用のギフトを9個用意して」と頼まれたことも。急遽、行っていたタスクを中断し、優先順位を変えてギフトの準備に入りました。オフィスに在庫が足りないものの手配を外部業者に依頼し、製品が届くまでの間に進められる作業をしていると別の上司からの業務依頼が届く。こうした日々の中で、1人でどのくらいの業務なら一気にこなせるかを体得していき、マルチタスクやタイムマネジメントのスキルが鍛えられました。また、限られた時間で業務に取り組みつつ、挨拶やお礼、ホウレンソウをきちんとすることの大切さ、ブランドを理解し、ラッピング、レポート、手紙での言葉遣いなど、細やかな部分にきちんと体現することの重要性を学びました。就職先では現在、海外レストランを扱うフードマーケティングに携っています。ビジネス英語は初めてなので、難しいと感じることもありますが、スキルと経験をさらに身につけて、将来のキャリア選択肢を広げていきたいです。
助川 哲
政治学科専攻
大阪YMCA国際専門学校(大阪府)卒業後、本学学部課程に入学。
インターンシップ先: CNN東京支局
TUJ入学後に報道・ジャーナリズムに興味が芽生え、CNN東京支局のインターンに応募しました。小さな支局のため、インターンでもテープ起こし、翻訳、ファクトチェック、アポ取りから実際の取材、執筆まであらゆる業務を担当します。記者 の出張や撮影のための段取り、準備のリサーチもたくさんやりました。記者会見などを見て要点をメモし、正確に英訳することをはじめ、情報の裏付けを取る作業では、緊張しながら警察庁に電話したり、某団体のメンバーに有罪判決が下りたときは代表者に電話でコメントを求めたりしたことも。自分の小さなミスが大問題に発展してしまうこともあるので、いつも緊張感をもって仕事にあたりました。何より嬉しかったのは、自分の書いた原稿がCNNのサイトで公開されたときです。電話取材した内容を一日で仕上げ、上司に編集してもらい、必要な手続きをすべて終わらせて発表できました。すばらしいメンターに導かれたCNNでのインターンシップは、メディアで働くことに興味があった私にとって非常に勉強になる経験でした。このスキルをさらに発展させ、将来は世界で活躍できるジャーナリストになりたいと思います。
サム・マディコット 氏(Mr. Sam Maddicott)
在日英国商業会議所(BCCJ) マーケティング・メディア・コミュニケーション部長
在日英国商業会議所(BCCJ)は英国と日本の間のビジネス連携を強化し、新たな英国ビジネスを日本市場へ積極的に誘致することを使命に、約200社、1000名近くの会員に対してサービスを提供しています。2011年にTUJとのインターンシッププログラムを開始して以来、毎学期1~3名のTUJインターンを受け入れています。TUJからのインターンを採用し続ける理由は、向上心が高く好奇心旺盛で、優れた英語力を持つ人材が豊富だからです。チーム内での協力が不可欠な環境において、TUJの学生たちは、どんな業務に対しても自主性を持って前向きに取り組む姿勢を持ち、高い適応力を見せてくれます。このインターンシップは、大学での学びと実務をつなぐ架け橋となり、BCCJでの業務を通じて、知識を応用し、将来のキャリアに向けた実践的なスキルを磨くことができます。 そして、貴重な経験を積み、ビジネス運営に関する洞察力と自信も身につけていきます。インターンの主な業務は、ニュースレターの作成やSNSの管理、各種イベントの企画や運営まで多岐にわたります。特に、主要行事であるブリティッシュビジネスアワード(BBA)では中心的な役割を担うほど信頼を得ており、インターンは不可欠な存在となっています。さらに、BCCJの会員のインタビュー、動画制作、ウェブサイトの管理、事務作業の補助なども担当するため、インターンは幅広い経験を積むことができます。私たちが求めているのは、チャレンジを恐れず、失敗さえも学びのチャンスと捉える姿勢です。粘り強さ、自主性、柔軟性は、今日のグローバルなビジネス環境で成功するために欠かせない要素であり、当インターンシッププログラムはこれらのスキルを育成する絶好の機会です。 TUJのインターンにとって、BCCJでのインターンシップはプロフェッショナルとしての成功への確かな足がかりとなるでしょう。
Arrow-Largeその他受入先企業インタビュー
福田 駿也
日本オラクル株式会社
国際ビジネス学科専攻/コンピューターサイエンス副専攻
大阪府立牧野高等学校(大阪府)卒業後、本学Bridge Programを経て学部課程に入学。
インターンシップ:株式会社TRiCERA
TUJでは様々な国から集まる学友たちと、プロジェクトをひとつの方向へまとめることが要求されます。国際ビジネス学科の授業でも、国籍や年齢、経験が異なる学生たちとのディスカッションの機会が多くありました。ビジネスに正解はないため、クラス全員でひとつのケースに取り組んでも、様々な意見が出て、時には激しくぶつかることも。それでも互いへのリスペクトを大切にしながら、チームとして最善の答えを出すまで話し合っていく。TUJの学生にとっては当たり前のことかもしれません。ですが、社会人となった今、そうした経験ひとつ一つが非常に良い訓練になっていたと実感しています。現在、私は世界中に支社を持つIT企業で営業として働いています。顧客の課題に耳を傾け、解決策を提案していくためには、SE、コンサルタント、パートナーなど、たくさんの人を巻き込みながら、仕事を進める必要があります。それぞれに異なったバックグラウンドと考えがあるので、すべての人を導いてプロジェクトをまとめることは簡単ではありません。ですが、「周囲から信頼していただけるよう誠実に働き、ビジネスの第一線で活躍したい!」というTUJ卒業時の思いを大切にして向き合った結果、同期で一番の売り上げを達成し、役員からも認知されるようになりました。今後は海外支社などでさらに経験を積んでいきたいです。
齋藤 智子
住友商事パワー&モビリティ株 式会社 交通プロジェクト部
国際関係学科専攻/アジア研究副専攻
星野高等学校(埼玉県)卒業後、本学学部課程に入学。
インターンシップ:アメリカ大使館商務部/CITYNET
入学当初から政治に興味があり、国際関係学科では政治に対する感覚を存分に養うことができました。政治は単なる概念でなく世界中の人々の生活に密接に関わっているので、政治とビジネスの関係を常に考えていました。それを体感できたのが米国大使館でのインターンシップです。この経験が今の私を形成したと言って過言ではありません。私はもともと困っている人を助ける仕事に就きたいという意思は強かったものの、具体的に何をしたいのか曖昧でした。それが、インターン先で「交通インフラは国家発展の象徴とされることが多く、鉄道輸出は政治色が色濃く出る」という話を聞き、ぜひ交通インフラの仕事をやりたい!と思ったのです。現在の会社では、主に日本製の車両輸出をメインに、他企業と組んで鉄道システム全体を輸出する案件も手がけています。実際にやってみて、確かに政治的な背景を読み解く大切さを痛感することは多々ありますし、また、鉄道ができればそれだけ国が豊かになることにも繋がるため、やりがいも感じています。大使館インターン時、メンターをしてくださった方は、私の生涯の師匠となりました。その方に少しでも近づけるよう、周囲への思いやりと自分のパッションを大切にしてキャリアを積みたいです。
