新型コロナ対策、TUJ卒業生新素材でマスク生産

パトリック・フランツさん(エグゼクティブMBA 2011年卒) グラフェン起業家 /planarTECH創業者
パトリック・フランツさん(エグゼクティブMBA 2011年卒) グラフェン起業家 /planarTECH創業者

タイを拠点としているTUJ卒業生のパトリック・フランツさん(エグゼクティブMBA 2011年卒)が、この4月グラフェン製フェイスマスクを売り出しました。新型コロナウイルスとの闘いに役立つ可能性のあるグラフェン素材について、期待を寄せる中での市場展開です。

グラフェンの抗菌力に着目、即事業化

「このマスクは元々、タイのビジネス・パートナーと共に公害対策として開発を考えていました」とplanarTECH 創業者兼CEOのフランツさん。「1月にグラフェンの持つ抗菌力の試験を行い、その結果に驚きました。そこで急ぎマスク生産に着手することを決めました」。同社は2~3ヶ月でサプライ・チェーンを整え、新型コロナ感染拡大が拡大していた4月には市場に供給を開始しました。

ホテルや航空会社との提携も視野に

需要があることから、同社では大手航空会社や有名ホテルなどとの提携を進めています。「今はクラウドファンディング・キャンペーン(planartech.seedrs.com)の最終段階で、事業拡大のための資金40万ポンド(約5300万円)近くが集まりました」。マスクは抗菌性があり、静電気防止、洗濯可能で3枚入り24.95ドル(約2700円)。フランツさんは、「新しい日常」のもと社会に貢献したいと意欲的。この危機的な状況を、楽観的かつポジティブであり続けることを心がけているといいます。「過去そうであったように新型コロナ感染症にも終わりは訪れます。今回のことがいつか人類に最終的には恩恵をもたらすと信じています」と語ってくれました。

<TUJの新型コロナウイルス対策>