ポール・ケイツ:
ビジネス交渉・マネジメントのスペシャリストに聞く

経営管理一般」カテゴリーは、特定のビジネス分野に限らず、あらゆる職場で応用できる知識とスキルの習得を目指すことができます。このカテゴリーに含まれる講座から受講を開始する学生の多くは、次のステップとして特定のビジネス分野(人事・金融・プロジェクトマネジメントなど)に特化した講座へ進んでいきます。多岐にわたるビジネス分野で活躍してきたポール・ケイツ講師のインタビューを通じて、ビジネスの世界を探求してみましょう。

先生の経験について詳しく教えてください

カナダのトロント出身です。メープルシロップ、アイスホッケー、ビールはわたしの心と体の一部といえます。真面目な話をしましょう。父の起業家精神の影響を受けて育ったせいか、10歳の頃には学校の昼食時間を利用して、目新しい商品を扱う販売スペースを設置していました。ちゃんと学校から許可を得ましたよ。わたしにとって、初めてのベンチャービジネスであり、それがすべての始まりでした。

それ以来ずっと、商業やビジネスの世界に夢中になってきました。大学でも2つの分野を専攻し、商業数学の学位を取得しました。さらに、成績優秀者名簿の最高位で卒業したことから、カナダの一流ビジネススクールに早く進級することができ、MBAを取得しました。

MBAプログラムに在籍中、アーンスト・アンド・ヤングに採用されました。実際に声をかけて来たのはアーサー・ヤングの傘下にあった旧Clarkson Gordon法人ですが、後にアーンスト・アンド・ウィニーと合併し、アーンスト・アンド・ヤングが誕生しました。わたしが入社して間もなくのことでした。数年にわたり、会計監査やコンサルティングなど、様々なプロフェッショナルサービスを提供し、キャリアを築いてきました。その後、消費財やサービス業、小売業の分野で管理職を務めました。さらに、これまでのキャリア人生を通して、フリーランスのマーケティングコンサルタントしても活躍してきました。

日本では、2009年からビジネス講座を教えていて、本当の天職に出会えたと感じています。わたしが生涯を通して学び、得た知識や経験のすべてを教室で学生と分かち合い、様々な形で開花しています。学生たちの表情にひらめきを感じた時、わたしの授業が彼らを変えた瞬間だと認識しています。まさに、真のインタラクティブな授業の実践といえます。

担当する講座について詳しく聞かせてください

現在、複数のビジネス講座を担当しています。土曜日に開講している全10回の講座は、ビジネス交渉・実践スキル (NEG101)と序論・MBAシリーズ:MBA 10日間 (MBA200)です。他にも、1日のワークショップで有能なマネージャーを目指して (BEM101)や難しい顧客/同僚への接し方 (HDC101)を教えています。

わたしの担当する講座は、誰もが活用できる内容だと思います。NEG101では、自分の交渉パターンを理解し、ビジネスだけではなくあらゆる場面で使える、より効果的な交渉術を見出す手助けをします。MBA200は、ビジネススクールへの進学を視野に入れた学生が擬似体験をするのに良い講座です。また、一つの部署に固定されるあまり、他部署に関して何も知らないということをよく聞きます。そうした状況にある方は、この講座でビジネスの全体像を捉えることができます。

BEM101(1日のワークショップ)は、今後マネージャーとして活躍したいと考える方や新任マネージャーの方に求められるスキルや役割など全体像を理解し、実際に対応を迫られる状況下を想定した演習を行います。HDC101(1日のワークショップ)は、人にとって行動や言動の動機になるものを認識し、受け入れがたい状況下でいかに明晰かつ論理的な方法で対処できるかを考察します。

先生の講座を修了した受講生のサクセス・ストーリーがあれば聞かせてください

自慢の生徒はたくさんいますよ。世界トップクラスのビジネススクール(ハーバード、スタンフォード、ダーデン、ダートマス、インシアード)への進学を後押しできたことや、まだ受講中にもかかわらず交渉術を駆使し、会社にとって有利な契約の取り決めを成功させ、上司から高い賞賛を得た学生がいます。

さらに1名特別な学生を紹介しましょう。確か、わたしの担当する全ての講座を修了した学生です。大手航空会社の経営幹部の一員で、講座で学んだコンセプトやフレームワークだけではなく、実践的な応用を習得したことが大きく役立ったと感謝してくれました。

どのような方が先生のコースを受講していますか。

大学生、同僚や同期に一歩差をつけたいと考える方、ビジネス経験豊富な方、関連分野に興味を持ち最新の動向をつかみたいと考える退職者の方など、様々な学生がともに学んでいます。

ご存知でしたか?

完全菜食主義のポール・ケイツ講師は、サイクリング、ランニング、ハイキングなど日々活発に取り組んでいます。健康な体を維持することは、それに伴い精神も健全になり、その逆もまたしかりであると信じています。また、1970年に一大センセーションを巻き起こした玩具「ペット・ロック」の仕掛け人という一面もあります。さらに詳しく聞きたい方は、ぜひ教室で!