ジョン・フォスター:
ビジネス・マネジメントのスペシャリストに聞く

ビジネス関連コースを受講する学生の多くは、将来的に修了証書の取得を目指しています。変化が激しいビジネスの世界で、自らを売り込むためのスキルは一歩差をつける履歴書づくりにも役立ちます。学位取得のための単位としては認められないものの、得た知識や学習実績の正式な証明であり、企業からも高く評価されています。大学院進学の足掛かりとして、生涯教育に参加する学生もいます。講師のインタビューを通じて、ビジネスの世界を探求してみましょう。

先生の経験について詳しく教えてください

バンクーバー出身のカナダ人です。2000年から、ブリティッシュ・コロンビア・インスティテュート・オブ・テクノロジー(BCIT)で講師を務め、2007年からテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)で数多くの講座を担当してきました。現在も、それぞれの教育機関で講座を担当していますが、カナダに拠点を移してからは主にオンライン講座をTUJで提供しています。東京で生活する時期もあり、その際にはオンラインだけではなく、通常の通学講座も担当します。

投資アドバイザーや起業家、ビジネス・プランニング、ウェブサイトの企画・立ち上げ、ITプロジェクト・マネジメント業務など、マイクロソフトでプロジェクトマネージャーとして勤務した経験があります。

ビジネスに囚われず、科学技術、歴史、医療や心理学、政治経済など、さまざまな情報源から多読を心がけています。新しい思考や斬新なアイディアは、あらゆる場所から創出することができ、マネジメントの分野で活用できる数多くのヒントを見出すことができます。

担当する講座について詳しく聞かせてください

ビジネスマネジメントの講座を数多く担当しています。国際ビジネスマネジメントと人材開発:人事プロフェッショナルのためのテクノロジー導入は、オンライン講座です。他にも、東京に拠点を置く時期には、人事マネジメント、国際ビジネスマネジメント、国際貿易の講座を担当します。

マネジメントの講座は、知識として習得したビジネススキルと実際の職場で生じるギャップを埋める手助けをし、学生がビジネスマネジメントの全体像を捉えるための橋渡しを行います。その他の講座や短期集中型のワークショップやセミナーは、よりリアルなコミュニケーションやマネジメントにおける課題に向き合い、すぐに翌日から職場で実践できるスキル習得を促します。

いつも学生に尋ねる質問があります。必要な情報や知識は、いつでもインターネットや参考書で入手できる時代です。なぜ、今、学校に行こうと考えるだろうと。多くの学生は、学ぶ場所、そして学ぶ経験こそ重要であることに気づいています。箇条書きにまとめられた知識を目にするだけでは得られない、学びを共有し、お互いを高め合うことで習得できるスキルがあることをTUJの学生は気づいています。講師として、わたしの役割は学生と実践スキル習得の間のパイプ役だと考えます。教室の枠を越えて、学生がいつでもアクセスできる新しい教材、情報(本、記事、動画、ウェブサイトなど)を用意しています。

先生の講座を修了した受講生のサクセス・ストーリーがあれば聞かせてください

異文化間におけるコミュニケーション問題の解決、プロジェクトチームの管理や組織的知識の創造、起業家としての第一歩など、多くの学生が習得した知識やスキルを自らの職場で実践しています。わたしは、そうした学生たちに欧米ビジネスの仕組みを教えてきました。

また、多くの学生がビジネス関連の修了証書を取得し、さらに高等教育機関への進学を実現させました。TUJの大学院課程(エグゼクティブMBAプログラム)を含め、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなど、世界中へ活躍の場を広げていきました。学生の成功に貢献できたことは、講師として何より嬉しいことです。

ある学生は、デイケア事業における新規ビジネスを立ち上げました。彼女へのアドバイスとして、システムデザインの研究で修士号を取得するよう勧めました。現在も、最先端のプログラムで重要な役割を担っています。日本の政府機関に勤務する学生は管理システムを開発し、自らの部署で導入しています。

どのような方が先生のコースを受講していますか。

TUJの学生は、さまざまな職業、教育、国籍を持っています。外交官、採用担当者、IT技術者、PR、マーケティングや人事部門で活躍する方、元管理職の退職を迎えた方、F1チームのエンジニアとして活躍した経験を持つ方など、例を挙げれば切がないくらいです。

そうした学生に共通する点は、探究心と学習意欲が高いことです。

先生から一言

ジョン・フォスター講師は、電離放射線をわかりやすく解説したもの、会話に使える101の話題をテーマに2冊の本を執筆中です。