松倉有紀:
日本語教育のスペシャリストに聞く

日本への関心の高まりは、アニメや漫画、来日ブーム、外国人雇用が影響しているのでしょうか。理由が何であれ​、日本語学習人口は​長年にわた​り​着実に増加しています。講師のインタビューを通じて、日本語学習の世界を探求しましょう!

先生の経験について詳しく教えてください

大学卒業後、教育関係の会社に9年間勤めました。会社の仕事は大変やりがいがありましたが、あるドラマがきっかけで外国人に日本語を教えるという仕事があることを知りました。いろいろ調べるうちに日本語教師の仕事への興味がだんだん大きくなり、教師養成講座に通い始め、そして、講座修了後に転職しました。以来、いくつかの教育機関で、国籍や年齢はもちろん、学習目的もさまざまな方に日本語を教えています。教師になってからの年数はすでに会社員だったときの年数を超えましたが、今も新しい学生さんと会うたびにドキドキし、新しい発見があるたびにワクワクしています。

担当する講座について詳しく聞かせてください

初めて日本語を学ぶ方を対象とするクラスから、日常生活や仕事で実際に日本語を使っている方を対象としたクラスまで、幅広いレベルを担当しています。初級クラスではまず日本語に少しでも慣れ、「今日はこれが話せるようになった!」と達成感と自信を持ってもらえるような授業を心がけています。中級クラスでは、初級レベルの知識を整理しながら語彙を増やし、より表現の幅を広げられるようになることを目的に、文法と会話、読解と会話を組み合わせたコースを提供しています。また、ビジネス会話を中心としたコースや、日本語能力試験N2レベルの受験対策コースも担当しています。

先生の講座を修了した受講生のサクセス・ストーリーがあれば聞かせてください

日本語能力試験対策クラスを受講していた学生から、N2の試験に合格したといううれしい知らせをいただきました。ほかにも、学習した日本語を使って周囲の日本人と積極的にコミュニケーションをとっているという話を聞くと、私もとても励みになります。

どのような方が先生のコースを受講していますか。

ほとんどの学生は社会人です。仕事が忙しく、出張などで毎週はクラスに来られない方もいますが、授業中、積極的に発言したり、覚えたい言葉を熱心にメモしたりするなど、学習意欲の高さを感じます。さまざまな国籍やバックグラウンドの学生が集うので、自分の国について紹介したり、ほかの学生の話を楽しんで聞いたりする場面も見られます。

座右の銘

一期一会