コロナ禍での海外からの学生のホームステイ#2: かけがえのない文化体験を求めて

コロナ禍、今年(2021年)1月初旬、中国・成都から来日した陳昊楊(チェン・ハオヤン)さん。テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)ホームステイプログラムを通して、「深く日本の文化に触れたい」という希望から春学期(2021年1月~4月)の間、杉並区のホストファミリーと過ごすことができました。

コロナ禍での海外からの学生のホームステイ#1: リモートワーク+オンライン授業の新しい日常下で

-チェンさんは日本語も堪能ですね。いつ頃から勉強を始めたのですか?

チェンさん: 高校生の時、2018年初め頃から日本語の勉強を始めて、その7月には日本語能力試験(JLPT)のN2に合格しました。高校卒業後、2019年から1年間、京都の日本語学校に留学して、日本人の友だちもできて、さらに日本語力が上がりました。子どものころからアニメや日本の文化に興味を持っていて、日本に関する本もたくさん読みました。

-日本にあるアメリカの大学、TUJを選んだのはなぜですか?

チェンさん: 中国で生まれ育つ中で、アメリカと日本、両方の文化から大きく影響を受けました。教育スタイルは日本と中国で似ているところがあると思います。中国でも、学校では先生が生徒に対して講義をするのが中心となり、どうしても先生中心に授業が進みます。一方で、アメリカの大学では学生中心に授業が進められると、アメリカに留学した友人たちから聞いていたので、アメリカに行きたいと思っていました。いろいろ調べるうちに、TUJのことを知って、日本が好きな私にとって、日本文化の中でアメリカの教育を受けられるとは、なんと理想的だと思ったんです。

-実際にTUJで勉強を始めてみてどうですか?

チェンさん: 教授との距離が近くて、とてもいい学びを重ねています。本当にいい選択をしたと思っています。先生方は学生に質問を投げかけて、それに答えるとコメントをくださって、コミュニケーションが活発に行われる。わからないことはとことん質問できる環境ですし、授業中の発言は少し苦手な私は、授業の後先生に30分くらい質問し続けたこともあります。

-ホームステイを希望したのは、なぜでしょうか?

チェンさん: 京都に語学留学していた時に、日本人の友人はできたのですが、やはり文化の壁というか、距離を感じました。そこで、大学生活のスタートとして、日本人のご家庭にお世話になって、日本の文化に入り込んで理解を深めたいと思ったことがきっかけです。

-ホームステイをしてみて、どんなことが一番よかったですか?

チェンさん: 日本語ネイティブのホストファミリーのお父さん、お母さんとのコミュニケーションを通じて、やはり日本語の力が随分向上したと思います。晩御飯の後、テレビを見ながらホストファミリーと話をしている時など、格段に(自分の日本語)スキルが上がったと実感できました。ニュース番組とか、社会問題、国際問題などについて、意見交換をするんです。本当にいい体験ができました。

-大変だったことはどんなことでしょうか?

チェンさん: ホストファミリーと生活時間帯が違ったので、生活のリズムを合わせるのに工夫が必要だった点でしょうか。ただ、なにか気になる点があった時も、お互いにコミュニケーションをとりながら、一つ一つ解決するようにしました。

-中国のご家族は、コロナ禍で外国へ留学に行くことを心配なさったのではないでしょうか?

チェンさん: もちろん随分心配したと思いますが、私の決心を尊重して、応援してくれました。日本でホームステイを体験することは私の夢でしたので、こうやって実現できて本当によかったです。TUJからホームステイ受け入れのご家庭が決まったと連絡をもらった時、うれしくてうれしくて、すぐにホストファミリーに日本語で自己紹介のメールをお送りしました。私の第一印象もよかったと後で伺ってホッとしましたし、いいご縁をいただいたことに、心から感謝しています。

-これからホームステイをしたいと思う外国人学生にアドバイスをお願いします。

チェンさん: 第一に、日本文化の重要なマナーや礼儀を学ぶことがホストファミリーとの生活がスムーズに始められるポイントだと思います。基本的な日本社会のルールを理解することは、日本文化に興味や敬意をもっていることの表れでもあるし、日本での生活がより快適になるでしょう。次に、基本的な日本語のスキルをつけてからホームステイに臨むとその間の経験がますます大きく意味のあるものとなると思います。ホストファミリーの母語でコミュニケーションをとることで、関係性がすぐにぐっと近いものとなりますし、日本語ネイティブスピーカーと話をする貴重なチャンスを活用することが大切です。最後に、生活の中で様々な困難はつきものです。心の準備を忘れないで、感情的になりすぎず、意見の違いがあった時もパニックを起こしてはいけません。コミュニケーションをとる努力を重ねながら、必要だったら大学にも相談しましょう。

ホストファミリーにご興味のある方は、こちらのPDFをご確認の上、学生サービス部ホームステイ担当まで、Eメールにてお問い合わせください。homestay@tuj.temple.edu