分析的思考力を鍛え、アメリカと各国の政治について理解を深めます。

政治学科では、アメリカや諸外国の政治の仕組み、現代の国際関係、そして 主要な政治理論をまずは体系的に学習します。これらの基礎コースを終え た後、学生は各自の関心に応じて国際機構論や公共政策論、中東政治など を履修して専門性を深めます。また、研究方法論を学び、政治を社会科学 的に分析する思考力を身につけます。そしてカリキュラムの最後に卒業演 習を履修し研究論文を執筆します。

 

政治学科アドバイザー 兼 コーディネーター

政治学科では、政治が地方、国、国際社会の各レベルでどのように機能しているのか、政治における価値、利益、そして制度がどのように私たちの日常生活を形成しているのか、そして責任ある市民として私たちは政治参加を通じてどのように政府の決定に影響を与えることができるのかを学びます。さらに、政治および政府に関するさまざまな見方や理論を身につけ、今日の世界における文化的多様性に対する理解と敬意をはぐくむことを目指します。

政治学科の上級科目では、実証的研究手法、コミュニケーションスキル、分析的な文章作成能力など、社会で必要とされるスキルを幅広く学びます。学生の卒業後のキャリアは行政職、法律、メディア、民間企業、非営利団体、そして大学院とさまざまですが、これらのスキルはどのような分野であれ非常に役に立つはずです。

 

履修例

必修科目の概要

 

注目科目

最近追加された選択科目

 ラテンアメリカの比較政治システム
 サイバーポリティクス
 変動する世界での日本の立場
 メディアと政治過程
 公共政策分析
 国際環境政策

学生インタビュー

Amani Kidd
Hitomi Nakamura

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卒業生の声

Yuki Kurihara

栗原 友輝

Yuki Kurihara

副専攻: アジア研究
進学先 : パリ政治学院(Sciences Po Paris)、ロンドン・スクール・ オブ・エコノミクス(LSE)
インターン先 : アメリカ大使館、CNN東京支局

淑徳巣鴨中学高等学校(東京都)卒業後、本学学部課程に入学。

修士課程ダブルディグリープログラム 入学前から政治と経済に強い興味があり、1年目は双方を学べる国際関係 学を専攻しました。やがて海外の大学院進学を志すようになり、将来の可 能性を広げるべく経済学とのダブルメジャーに切り替えました。さらに、ア ジア各国の政治・外交史について第三国の視点から学ぶため、アジア研究 を副専攻としました。こうして学習意欲に応じて専攻変更やダブルメジャー が可能なことは、日本の大学にはないTUJの大きな利点だと思います。報 道機関でインターンをしたのは、将来研究活動を行う上で重要となる情報 収集力を磨けると考えたから。日本の政治・外交に関する記事執筆や番組 製作に携わり、実に多くの実地経験を積むことができました。私は、いまフ ランスのパリ政治学院に在籍しています。ここではアジア人は少数派ですし、 課題の量や質など一層高次元なものが求められる環境です。TUJでの経験 がなければとてもついていけなかったでしょう。将来はアジアと欧州の架け 橋となり、研究者として世界の平和と安定に貢献することを志しています。

Mariru Suzuki

鈴木万梨瑠

Mariru Suzuki

就職先: HDI Global 保険会社 日本支店
インターンシップ先 : 株式会社トゥモロー、HDI Global SE Summer  Internship Program

Papanui High School(ニュージーランド)卒業後、本学学部課程に入学。

テンプル大学の世界的な評判が高いことに注目し、TUJへ進学することを決断しました。課題の量が多く、授業内容の難度が高いところがTUJの特徴ですが、教授と学生の距離が近く、いつでも的確なアドバイスをもらえます。専攻した政治学科は社会問題や歴史に関する授業内容が多く、繊細な政治問題に触れる場面が多々ありました。その度に表現の仕方や文の構成を工夫し、本や資料を読みレポートをまとめ、ひとつの社会問題を徹底してリサーチする英語論文の課題などを通して、意見の言語化能力が鍛えられたと実感しています。また、戦争経験者の学生や、絶えない独裁政治に母国が支配されている学生などの貴重な体験談もTUJの少人数制クラスだからこそ聞くことができました。政治学科での数々の経験は人として成長するための大切な学びの時間でした。今後は就職先となった、ドイツに拠点を置く法人保険の会社、HDI  Globalで保険を通して人を助ける仕事がしたいと強く願っています。