スピリット・ウィーク最終日、映画上映後に「パーラメント」に集まる学生と教職員

ビデオ制作:Dana Stribling

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は、2022年11月7日から11日の間に「スピリット・ウィーク(Spirit Week)」を開催しました。スピリット・ウィークとは、米国の学校で恒例の、愛校心と学生同士の結束を高める目的の文化イベントです。ダンスや音楽のパフォーマンス、キャリアに関するパネルディスカッション、学生が制作した映画上映などの行事が催され、学生のみならず、教職員の関心を集めました。

スピリット・ウィークは、「次世代リーダーズプログラム(Emerging Leaders Program)」に選抜された学部生が主体となり、イベントの企画が進められ、学内の様々なクラブや団体の参加を統括しました。スピリット・ウィークは昨年から1週間にわたって行われる行事となり、今年は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外国人の入国規制が緩和され、より多くの学生が来日し、TUJの活動に参加していました。

今年は、TUJの創立40周年でもあり、1980年代をテーマにしたイベントも開催されました。TUJの卒業生を招いたキャリアイベント「ライフ・アフター・TUJ(Life After TUJ)」でのパネルディスカッション、世田谷区議会議員が招かれたトークイベント、『シュレック2(Shrek 2)』や『ラグラッツ(Rugrats)』の脚本家で知られているデビッド・N・ワイス氏による講演会なども行われました。

初日の11月7日TUJ版TED トークであるTUJ Talks 2.0が学生ラウンジの「パーラメント(Parliament)」で開催されました。学生たちは、国際性、リーダーシップ、アイデンティティ、ライフスタイルなど、幅広いテーマでスピーチを行い、その合間には、学生たちの歌やダンスパフォーマンスが披露され、その場の雰囲気を盛り上げました。

TUJ Talks 2.0のゲストとして登壇した世田谷区議、神尾りさ氏

ゲストスピーカーとしてTUJ Talks 2.0に登壇した世田谷区議会議員の神尾りさ氏は、アメリカで日本語および日本文化の教師をしていた経験や、日本語を学ぶアメリカの高校生と「日本語クイズ大会(Japanese Quiz Bowl)」を企画・運営した経験などを話しています。また、日本の政治における女性の参画率の低さについて、数値をもとに問題点を挙げ、自身の政治家としての経験や、まちづくりの取り組みなどについて紹介しました。

神尾氏は、自身のSNSで「学生たちが発表したスピーチ、歌、ダンスのパフォーマンスを通して自分の思いを表現する、国際的でありながらアットホームなイベントに携われたことを嬉しく思っています。多くの方にこのイベントを体験していただきたい」と述べています。

11月10日にには、TUJ卒業生を招きそのキャリアと体験を語る「Life After TUJ(ライフ・アフター・TUJ)」が行われました。今回は秋学期シリーズの第1回目で、新聞社、人材紹介会社、証券会社、金融機関などの分野で活躍する卒業生のパネルディスカッション。質疑応答では、学生から就職活動のヒントとなるような質問が寄せられ、卒業生は、就職活動に必要なコミュニケーション能力の重要性や、人脈を広げるためのアドバイスをしました。

最終日11日夜は、学生と卒業生の自作した映画の上映会でした。数々の賞を受賞しているTUJの学生シンガーLによるミュージックパフォーマンスで幕を開け、映画やドラマでおなじみの曲が披露されました。その後、5名のTUJ学生と卒業生が登壇し、コメディから怪奇映画まで、様々なジャンルの映画が上映されました。

上映会前には、脚本家のワイス氏がレクチャーを行い、自身のキャリア、アニメーション、今後のプロジェクトなどについて語りました。学生たちからは、共同制作でパートナーとどのように協力してプロジェクトを進めているのか、などの質問が飛び交いました。

脚本家デビッド・N・ワイス氏によるレクチャーの様子

2022年スピリット・ウィーク・イベントの一覧

11月7日
Wear Red Day + TUJ Talks 2.0
愛校心を高めるため、スクールカラーの赤を着て、テンプル大学グッズを身につけるよう学生に呼びかけました。 TUJ Talks2.0では、スピーチ、音楽・ダンスパフォーマンス、ゲストスピーカーによるスピーチが行われました。

11月8日
Culture Day
テーマは多様性で、様々な国の工芸品のワークショップや、料理などのイベントが行われました。

11月9日
Blast from the Past
今年TUJが創立40周年を迎えたことを記念して、1980年代の思い出を蘇らせることを目的にイベントが執り行われました。学生たちは80年代をイメージする服装に身を包み、その時代にテーマを絞ったトリビア・クイズイベントなどを楽しみました。

11月10日
TUJ Embracing Autumn
この日は季節の訪れを楽しむため、秋をテーマにしたイベントやゲームが行われました。夕方には感謝祭を祝うディナーが振舞われ、その後TUJの卒業生によるパネルセッション「Life After TUJ」が開催されました。

11月11日
40th Anniversary Film Screening Event
5本の自主製作映画が上映され、TUJの学生シンガーLが、国内外の映画、ドラマでおなじみの5曲を披露しました。上映に先立ち、シュレック2などの脚本家デビッド・N・ワイス氏によるレクチャーが行われました。


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