新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に困難なTUJ学生を支援

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)では4月以来、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的に困窮している学生に支援を行ってきました。これは、政府からの緊急事態宣言により社会経済活動が厳しく制限されたことで、学生とその家族が世帯収入減など打撃を受けたことに対する支援策です。3月の春学期中から感染症拡大予防措置として、オンライン授業に移行しましたが、本学ではその間も在籍学生数に大きな変動はありませんでした。5月開始の夏学期では、引き続き全ての授業がオンラインとなりましたが、在籍学生数は夏学期で初めて1,000人超え、日本に留まった学生も母国に帰国した学生も同様に学習を継続しました。9月からの秋学期は、約20%を対面授業、残りをオンラインで開講しています。

【TUJ学生緊急救援基金】

本学では4月10日、経済的に困難な状況にある学生がすぐに受け取ることのできる資金援助として、総額890万円を支出することを発表し、1人あたり最高5万円を211人の学生に給付しました。

さらに、同窓生、教職員やTUJ支援者から210万円の寄付を集め、第2回給付プログラムとして支援の必要な学生に対し、秋学期中に支給する予定です。この第2回プログラムについては9月29日に学部生、大学院生を対象に募集告知し、10月11日に応募が締め切られました。10月下旬に学内で支給者を決定次第、対象学生に随時給付予定です。

【米国CARES法による資金援助】

米国では「コロナウイルス支援・救済・経済保障法(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act、CARES法)」に基づき、教育機関で学ぶ学生に対し公的資金が給付されました。これは、CARES法高等教育機関緊急援助金と呼ばれる支援金で、現在の公衆衛生上の緊急事態において経済的な困難に直面している学生に提供されるものです。ペンシルベニア州フィラデルフィアにある米国テンプル大学本校は、周辺地域においてこのCARES法高等教育機関緊急援助金の最大の受給団体です。テンプル大学の分校であるTUJも、その恩恵を受けました。5月28日から7月10日までの間に、227人のTUJ学生が総額210,600ドルのCARES法高等教育機関緊急援助金の受給対象となりました。

【日本政府による支援】

5月には、文部科学省により、困窮している国内の学生向け緊急資金援助の枠組みとして「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』が創出され、本学を含む高等教育機関がその配分を受けました。対象となる学生は各大学に給付金を申請し、大学が支給要件に該当するか、また早急な支援が必要かを審査の上、学生選考リストを作成し、日本学生支援機構(JASSO)に提出しました。1人あたり10万円が支給され、日本人学生と外国人学生の両方が対象となりました(住民税非課税世帯の学生には追加で10万円が支給され、1人あたり最高20万円の給付)。今夏、本学はJASSOから3回にわたり給付金の配分を受け、第1次は5月に、第2次は7月、第3次は8月に完了しています。

第1次募集申請は6月16日が締め切りで、本学内で受給者の最終決定を行い、6月19日にJASSOへ選考リストを提出しました。ほとんどのケースで、給付金は申請締切日から3週間以内にJASSOから直接学生の銀行口座に振り込まれています。第2次募集申請は7月21日が締め切りで、給付金は8月中旬に学生のもとに届けられました。第3次(最終)配分の受給者は、第1次、第2次で選考されなかった学生の中から、9月30日までに選出され、10月中旬までに支給されています。

これに加え、JASSOは全国の大学を対象に、更なる学生支援として「新型コロナウイルス感染症対策助成事業」の実施を発表しました。本学では、前述した秋学期間における学内第2回給付プログラムの一環として、本助成事業の受給申請をする予定です。JASSOからの助成金は全額、本学内の寄付金と合わせて、経済的に困窮している学生に支給されます。