学生のためによりよい大学時代の体験を可能にする―総務管理部

学生のロッカーから教員が使うペン、そして東京で最適のキャンパス作りにいたるまで、総務管理部はテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)に必要な施設、設備、備品がすべてが揃うように取り計らっています。学生ライターのアディオ・アレクサンダーが、総務管理部の広岡清見マネージャーにインタビューしました。

「間違いは許されない」

その名が示す通り、総務管理部の主な仕事はTUJの施設を管理することです。大学の建物や寮、それに一時的に滞在する教員の住居なども含まれます。大学資産の管理や寮、教室・会議室の予約、また物品購入などの申請受付の窓口でもあります。賃貸物件の交渉を行い、事務用品の補充をしたり、定期券の学割証明書を発行します。広岡マネージャーはこのような広範な業務を統括しながら、TOEFLなどの会場となるテストセンターの責任者も務めています。「間違いはありえません。間違いは許されないのです」と広岡マネージャーは強調します。例えば賃貸交渉で間違いがあれば、金銭的に大きな負担となる可能性があり、経営負担が増大すれば授業料等、学生の肩にのしかかるのは避けられません。そのような事態を避けるため、広岡マネージャーは誤りがないよう細心の注意を払います。

空間、空間、空間

庶務も業務の一つであるため、総務管理部はTUJの各部署や教員、学生と常に調整をはかっています。総務管理部はTUJ全体の施設管理を監督する立場にあり、それが広岡マネージャーが特にやりがいを感じている部分でもあります。しかしながら、その監督業務にはさまざまな課題も多く含まれます。例えば、TUJは現状オフィスビルを校舎として運営を続けており、大学としてスペースの使用用途に制約を受けることがあります。学生数が増えると、総務管理部はそれに応じて、授業をする教室や寮の確保をしなければなりません。学生数は変動するため、住空間の確保は特に難しく、学期ごとに予想される入寮者数と部屋数を一致させる調整が必要です。

大学創立当初から見た認識の変化

広岡マネージャーは1982年の創学以来、TUJの一員として働き、今では最古参の職員となっています。TUJに来る前は地場産業振興の開発に携わっていましたが、未知の分野に挑戦したくなり、何より社会貢献に関心をもつようになりました。そしてアメリカの大学が東京に開設されると聞き、すぐに興味を抱きました。TUJこそ、彼が求めていた挑戦でした。35年を超えるTUJの歴史の中で、広岡マネージャーが体感した最も印象的な出来事はTUJに対する世間の認識の変化でした。1982年当時、TUJは日本社会において設立趣旨や意義に関して大きな誤解を受けており、特に教育分野でそれが顕著でした。よって日本の他大学との関係も希薄でした。しかし2005年には文部科学省に「外国大学の日本校」として指定を受けるにいたり、現在、TUJは日本の大学からの認知度も高まり、距離が縮まっています。長年の経験の中で、広岡マネージャーは、TUJに対する姿勢が時流とともに「温かく、愛情あふれる」ものに変わってきたと力説します。仕事上では大学のための施設契約交渉などに奔走する広岡マネージャーですが、プライベートでは余暇に利根川を散歩したり、小さな山にハイキングに出かけるのが楽しみです。

TUJの未来

2019年秋、TUJは三軒茶屋の昭和女子大学とキャンパスを共用する形で、より整備された大学施設に移転します。ここ3、4年間、広岡マネージャーは移転をスムーズに進めるため、昭和女子大職員と協力してきました。このプロジェクトはキャンパス新設に留まらず、三軒茶屋周辺の地元コミュニティと、国際色豊かなテンプル大学ジャパンキャンパスとの間に親密な関係を確立しようとしています。「TUJは単に新しい建物へ移転するのではなく、新しいコミュニティへ移るのです」と広岡マネージャーは説明します。

総務管理部と他部署との連携努力のおかげで、TUJの学生や教職員は、よりよい新たな大学環境での未来を心待ちにし、長い間待ち望んでいた未来を手に入れることができるのです。

学生ライターの視点

広岡さんがTUJ創立以来、一貫して大学に携わっているのはもちろんのこと、部署全体の多大な努力によって最高の大学生活の体験が実現していることを大変ありがたく思いました。今回のインタビューを通じて、当たり前だと思っていたものに深い感謝の気持ちが湧きました。


文、写真: アディオ・アレクサンダー
経済と国際貿易の専門家を目指す、TUJ国際ビジネス学科2年生。英語、日本語、中国語の三ヶ国語に堪能で、2020年までに五ヶ国語が話せるよう目下勉強中。暇があると、ダンスや古い映画を観て楽しんでいる。(翻訳編集: TUJ広報・マーケティングサポート部)