宮城大学とテンプル大学ジャパンキャンパスが交流協定を締結

写真:左から、テンプル大学ジャパンキャンパス ブルース・ストロナク学長、宮城大学 西垣克学長
左から、テンプル大学ジャパンキャンパス ブルース・ストロナク学長、宮城大学 西垣克学長

宮城大学と米国フィラデルフィアに本校を置くテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、学術連携に関する交流協定を締結しました。交流協定の調印式は12月15日、宮城大学大和キャンパスで行われました。

協定の主要な目的は、宮城大学とテンプル大学ジャパンキャンパスが学術連携を通じて教員の共同研究や学生の文化交流をはじめ、幅広い教育・文化事業を探求、実施、促進して行くことです。TUJは、その使命のひとつとして日本の高等教育機関との連携協力を積極的に推進しており、この協定もその一貫として結んだものです。

TUJは、過去にも日本の大学と協定を結んでいますが、ほとんどが東京近郊の大学とのものです。今回の宮城大学との協定により、TUJの学生は、東北地方を体験するだけでなく、震災復興の支援にも寄与できる良い機会を得ることになります。また、宮城大学の学生は、東京でアメリカの大学教育を体験することが可能になります。

今後、両校で具体的な連携事業を協議して行く予定です。

今後実施が予定される連携事業

  • 教職員の交流
  • 学生の交流
  • 共同研究
  • 連携協力事業のための外部資金の確保
  • その他、共同企画による教育・文化事業

両学長からのコメント

宮城大学 西垣 克学長のコメント

このたび、アメリカのフィラデルフィアで1884年に創設された、大変歴史のあるテンプル大学の日本校と包括協定を締結でき、宮城大学の学生や教職員にとって大きな学習の機会が得られることは無上の喜びとするものであります。テンプル大学の海外校はローマと東京に設置され、日本校は1982年に開学しわが国で最も歴史があり、文部科学省からも「外国大学日本校」として指定された大学として、日本人はいうに及ばず世界各地から学生を迎え入れて運営されております。

本学では、21世紀に不可欠なグローバルな視野を持ち、深い思考を有する人材を育成するため、多様な教育システムを志向して教育改革に取り組んでおり、この協定締結による教育機会の進展は輝かしい成果を生むものと確信するところであります。

特に、ブルース・ストロナク学長とは長い交友関係をいただき、国際政治学者としてだけでなく、教育者としてわが国の公立大学の学長を務められ、日本の大学についてともに憂え、改革にあたっている最も尊敬し信頼できる仲間であります。この絆が両校の新しい関係に発展することを祈念いたしております。”

テンプル大学ジャパンキャンパス ブルース・ストロナク学長のコメント

西垣学長との交友関係を通じて宮城大学を知り、両大学が連携することでお互いに得るものが多いことを認識しておりました。今回の協定により、TUJの学生にとっては東北地方を体験する良い機会となるだけでなく、インターンシップやボランティア活動を通して、震災復興の支援にも貢献できることになります。宮城大学の学生は、東京でアメリカの大学教育を体験することができるようになります。また、教職員の交流により、両校のファカルティ・ディベロップメント(FD)の向上だけでなく、宮城大学の国際化にも貢献できるものと確信しております。

将来的には、両大学が協定を結ぶ第3者機関やテンプル大学フィラデルフィア本校との包括的な連携事業が可能になるよう、宮城大学との連携を強化できることを切に願っております。”

協定締結記念シンポジウム

調印式当日、宮城大学大和キャンパス講堂にて 「今日の教養と教養教育を求めて」と題し、日米の教養教育の違いや今後の教養教育の在り方について議論し認識を深めることを目的としたシンポジウムが宮城大学主催で開催されました。テンプル大学ジャパンキャンパス ブルース・ストロナク学長が日米のリベラルアーツについて基調講演を行いました。パネルディスカッションには、宮城大学西垣克学長、ストロナク学長 、会津大学角山茂章学長、国際教養大学鈴木典比古学長が参加し、大学における教養教育の現状と今後について意見の交換が行われました。

宮城大学について

1997年に宮城県黒川郡大和町に設置された公立大学。宮城県内に2つのキャンパスを有する。「看護学部」「事業構想学部」「食産業学部」の3つの学部で構成されており、生活を取り巻く「医療—ビジネス—食」の分野を学ぶことができる。