写真:クレスト

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区/学長ブルース・ストロナク)は、去る2月19日、米国大学一般における「勉強させる仕組み」について、主に報道関係のみなさまを対象にしたセミナーを開催しました。当日プレゼンテーションに使われた資料をウェブサイトに掲載しましたのでお知らせいたします。

セミナーの内容

  • そもそもシラバスとはどんなものか?~同じ「シラバス」でもこれだけ違う
  • GPA(グレード・ポイント・アベレージ)の仕組みと本来の目的
  • コースナンバリングの仕組みと目的
  • 専任アカデミック・アドバイザーとは何をするのか?兼任とはどこが違うのか?

講師

テンプル大学ジャパンキャンパス アカデミック・アドバイジングセンター責任者
島田敬久(しまだのりひさ・大学行政管理修士)

セミナーの背景

日本の大学生の学習時間が諸外国と比べて少ないことが問題になっています。たとえば授業に関連する学習に週11時間以上を費やす大学生は、アメリカでは約6割なのに対し、日本では15%程度しかいません。

アメリカの大学生はなぜそんなに勉強するのでしょうか?予習復習しないと授業についていけないから、というのは当然ですが、ではそうした授業をするためには必要なのは何か?教員個人のティーチングスキルだけではなく、「大学全体でそれを可能にする仕組みが導入され、きちんと機能していること」が重要といえます。その「仕組み」の中には、

などが含まれ、また機能させるために必要な人材として、

などが挙げられます。

日本でも米国大学をモデルにしたこれら仕組みの導入を進める大学が増えていることから、米国大学一般における「勉強させる仕組み」の基本的考え方とその運用について、ご紹介する機会を設けたものです。