米国大学初、4年間を日本で過ごす日本語学科~テンプル大学ジャパンキャンパスで2010年秋開講

2010年6月18日

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区/学長ブルース・ストロナク)は、2010年秋学期より、学部課程に日本語学科(Japanese Language Major)を開設します。日本語の習得を主目的としたもので、4年間を通して日本で学ぶ日本語専攻学科の設置は、米国大学として初めてです。

米国大学であるテンプルジャパンの授業はすべて英語で行われるため、学部課程の約半数を占める外国人学生にとって、日本語習得は必須ではありません。しかし最近では、卒業後も日本にとどまり就職を希望する外国人学生は過半にのぼり、就職活動に必要なレベルの日本語能力の習得ニーズが高まってきていました。これに対し、従来のマイナー(副専攻)だけでは十分な習得機会を提供することができなかったため、このたび日本語学科として新設しメジャー(主専攻)を可能にしたものです。

これはテンプル大学のジャパンキャンパスのみで提供される専攻で、卒業までの4年間(通常)を日本で過ごすことが前提となります。日本語専攻を提供している米国の大学では、日本への留学機会を設けているところも多いですが、期間は1学期から1年程度のものがほとんどです。4年間を通して日本で学ぶ日本語専攻の学位取得プログラム開設は、米国大学ではテンプルジャパンが初めてとなります。

日本語学科単独のメジャーも可能ですが、ほとんどの学生が他の9学科※と平行してダブルメジャーを行うことが期待されています。英語力はもちろん、米国大学ならではの環境で習得する専門スキル・知識が柱となり、それにプラスして十分な日本語能力を身につけることが、テンプルジャパンの卒業生として最大の強みとなるためです。

カリキュラムは実践的な内容で、この学科に限り原則として授業はすべて日本語で行われます。後半には「漢字」「口頭演習」「文法」「作文」など、特定スキル・分野にフォーカスしたコースも設定。また、大学ならではの学際的な学習として、他学科のコースから日本に関係したものを選び履修することも求められています。卒業時の日本語能力の目安としては、新しい日本語能力試験におけるN2レベルを目指します。初年度は40~50人程度の専攻を見込んでいます。

テンプルジャパンからは今後、日本人・外国人の区別なく、「マルチリンガル+専門知識+論理的思考力」の人材が輩出されていくことになります。また、長期留学先としての魅力をさらに高めることで、来日留学生数の増加にも微力ながら貢献することが期待されます。

注記:※テンプルジャパンのその他のメジャー(専攻学科)国際ビジネス、国際関係、コミュニケーション、経済、アート、アジア研究、心理研究、政治学、教養