内藤信也 (Shinya Naito) — 1995 Bachelor of Arts

株式会社ホスピタリティパートナーズ ヴァイス・プレジデント
株式会社ホスピタリティオペレーションズ フランチャイズ事業部長
株式会社Aカードホテルシステム 執行役員

当時のキャンパスはどこ?

学部生:下落合⇒メイン・キャンパス(フィラデルフィア)⇒南大沢 社会人:南麻布(生涯教育)

IELP(英語集中課程)と大学1年生及び2年生の課程をTUJの下落合キャンパスで過ごし、その後、テンプルのメイン・キャンパス(フィラデルフィア)にトランスファーしました。2年生と3年生の課程をメイン・キャンパスで学んだ後、就職活動を意識して、日本に帰国。南大沢で4年生の課程を学び、卒業しました。

学生時代はビジネスの科目を全く勉強していなかったので、卒業後の社会人になってからは、社会人10年目で一度退職して、大学院留学(ビジネススクール)することを決意。その大学院留学直前に、南麻布キャンパスで、生涯教育プログラムの会計学のコースを取ったことがあります。

学生時代いちばん思い出に残っていることは?

学生時代の思い出が沢山ありすぎて絞りこむのが難しいのですが(笑)、あえて絞り込むならば、なんといっても、日本校(TUJ)でも、本校(メイン・キャンパス)でも、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、中東などの地域を含め、いろいろな国籍の友達ができたことですね。世界中にできた友達は、テンプルで築いた、かけがえのない一生の財産だと思います。

転職や転勤、移住や引っ越しなどで、一度は連絡が途絶えた友達でも、友達の友達を通じて、世界中にちらばった友達と再度繋がることができます。友達の結婚式に出席するのが結構大変かもしれませんが(笑)。

TUJで学んだことは、あなたのキャリアや人生一般にどのように役立っている?

大学時代、一番夢中になって勉強した分野は政治哲学でした。今なら、マイケル・サンデルのブームで脚光を浴びている分野かもしれませんが、当時は、就職に役立つ分野から最も関係が無い領域と思われており、完全に文系オタクの雰囲気が漂っていました(笑)。

メイン・キャンパスの政治学の教授で、毎年の学生投票で人気ナンバーワンのシュワルツ教授という先生の政治哲学のコースを取ったことが印象深いですね。ハーバード大学で博士号を取得してテンプル大学で教授になられ、まだ日が浅かった当時の先生の授業を取っていたと記憶していますが、素晴らしい授業でした。

一般論でいうと、英語を含めたコミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキル、リーダシップスキル、論理的思考能力…等々、アメリカの大学で学んだ多くの人達が、こうしたスキルを身に付け、その後のキャリアや人生で活かしていると実感していることでしょう。私ももちろん、こうしたスキルを学ぶ機会をTUJやメイン・キャンパスで得ることができたと思いますし、こうしたスキルがその後のキャリアで非常に役にたったと実感しています。

しかしながら、それ以上に重要なTUJで学ぶことの意義や本質は、リベラル・アーツ教育にあると思います。ロースクールやビジネススクールでの専門教育の重要性が叫ばれている今の時代だからこそ、学部生(アンダーグラデュエイト)時代には、敢えてテクニカル・スキル教育偏重の世界から距離を置き、様々な文理系の科目を通じて、人間の本質について自ら考えるリベラル・アーツ教育こそ、最も私の人生に役立っているものだと思います。

いわば、人生という長い航海の中で、常にブレない指針を指し示すコンパスのようなものでしょうか。

あなたの在籍時代と比べて今のTUJは変わった?あるいは変わっていない?

『大きく変わった、そして変わっていない』と、お答えすることにします。

今のTUJの発展を見ていると、非常に感慨深いものがあります。個人の人生にとっては、30年は非常に長い期間でありますが、大学というひとつの機関の発展の歴史としては、非常に短い期間と言えるでしょう。

私が在籍していた当時、TUJは日本において正式な大学として国から認定されていませんでした。通学の際の電車の定期券は、学生割引が適用されず、新しい学期が始まる度に、高い定期代、高い教科書代(輸入洋書ですものね)、そして高い授業料の三重苦に悩まされていました。

大学卒業が近づいてくれば、正式な大学と認められていないが故に、就職活動先の企業から専門学校扱いされることもありました。当時はまだ新設校だったわけですから、就職活動ターゲット先の企業に、そんなにTUJ卒の先輩達がいるわけではありませんでした。

対外的な制度整備において、当時のTUJは不足するものが多く、唯一無尽蔵にあったのは、TUJで教え、学ぶ、先生と学生達の志だけだったと言えるでしょう。

今のTUJは、2005年に文部科学省から、「外国大学日本校」として指定され、通学の定期代の問題も解消、就職活動先で専門学校扱いされる必要もありません。そして今では、30年間にわたりTUJが輩出してきた先輩達が、いろいろな分野の企業で活躍しています。

奨学金制度もかなり充実してきました。世界的な名声を博する金融機関であるゴールド・マンサックスが、TUJで学ぶ学生に奨学金を提供している事実(※)は、一連の大きな変化を表す象徴的な出来事と言えるでしょう。

これは、『TUJで学ぶ学生に奨学金を支給することは、企業の社会貢献という意味での、投資に値する』と投資のプロフェッショナルが判断されたことを意味すると、私は解釈しています。

これらが大きく変わった部分です。

全く変わっていない部分?

もちろんそれは、TUJで教え、学ぶ教授や学生の志、そしてリベラル・アーツ教育の重要性です(笑)。

ゴールドマン・サックス・持田奨学金 =ゴールドマン・サックス証券株式会社社長、持田昌典氏のご推薦により、ゴールドマン・サックスのチャリティ支援基金である「ゴールドマン・サックス・ギブス」から資金拠出をいただいています。

TUJの将来についてどう占う?

2つあります。

1つは、これまでのTUJの発展の流れの延長線上のことが、今後もすます発展・充実していくことでしょう。

また、2つめですが、これは占いというより、TUJの将来に対する個人的希望(リクエスト)ですが、日本の観光立国化のために、TUJで新設後、短期間で廃止された観光学科を再度復活して欲しいですね。そしてホスピタリティ業界で、TUJの新しい仲間の皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしています。

今後も、様々な分野においてグローバルに活躍できる人物を育成する教育機関として、TUJがますます発展していくことを心から願ってやみません。

(2012年9月掲載)

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