学長挨拶

この先の25年へ


テンプル大学が25年前日本にキャンパスを開設したとき、無茶な計画だという人がいました。アメリカは日本に倣うべきという論調が主流だった当時、その逆をやろうとしたのですから、たしかに勇気の要る船出でした。

しかし今振り返ってみれば、先見の明ある行動だったと言えるでしょう。そして25年後、教職員の献身的な働きとテンプル大学本校からの強力なサポート、そして地域のみなさまのご支持を得て、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、トップクオリティを誇る唯一無二の教育機関へと成長を遂げました。

私たちのミッション・ビジョンステートメントにも記されているとおり、TUJが創設された背景には、いかなる課題も可能性もボーダーレス化していくという時代の認識がありました。その中で個人は文化や言語の壁を越えて生活しキャリアを考えなければならず、一生涯学び続ける姿勢が必要とされます。そのような環境のなかで真の国際教育を求める人々にとって、私たちは常に第一の選択肢でありたいと考えます。TUJは、米国スタイルの伝統とグローバル視点の知力を融合させた教育における第一人者として、広く認知され高い評価をいただくことを目指しています。

2005年2月、文部科学省より外国大学日本校として第一号の指定をいただいたのは、TUJの歴史上大きな節目となりました。今日私たちは、学部課程・大学院から学位取得を目的としないコースまで多彩なプログラムを提供し、日米はじめ様々な国籍の学生約3,000名が学んでいます。

また、将来のさらなる成長に向けてTUJは、下記を柱とする長期事業計画を策定し、新しいステージへ踏み出す準備を進めています。

  • センター・オブ・エクセレンスの確立:軸である7分野への資源の集中 —
    美術、アジア研究・国際関係学、コミュニケーション学、教育学(英語教授法:TESOL)、法学、心理学、経営学
  • 教育の維持向上とともに学術研究への取り組みの拡大
  • テンプル大学ジャパンキャンパスとしてのブランド確立
  • 都心でのキャンパス建設

この25年間、私たちは多くを成し遂げることができました。その中でなによりも誇りに思うこと、それは今後末永く日本社会に貢献できる教育機関としての確かな基盤を作り上げたことです。TUJは、これからも学生のみなさま、地域のみなさまにとって真に意義のある教育活動を展開してまいります。変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

テンプル大学ジャパンキャンパス学長
カーク・R・パタソン