台湾

Wei Chuan Chen(アジア研究学科専攻)

それではまず自己紹介をお願いします。

台湾から来たWei Chuan Chenです。これまで、インディアナ州、シアトル、ニューヨークの学校に通ってきて、今学期から日本での留学生活をスタートさせました。ですが今回が初めての日本というわけではなく、これまでにも5回ほど来日経験があります。台湾から日本へはとても近いですから。

お話を伺っていると、アメリカの大学やアジアのインターナショナルスクールに通うという選択肢もあったように思います。どうして日本に来ようと思われたのですか?

それは私が、様々な土地を訪れて異なる文化を見たり聞いたり体験するのが大好きだからです。2ヶ月前にはアイスランドを訪問しましたし、イタリア旅行にも最近行きました。なんでも体験したいタイプといえばいいんでしょうか。高校生活のほとんどをアメリカで過ごして、「アメリカは十分体験したから次は別のものに挑戦したい」という気持ちが湧いてきたんです。

テンプル大学はどうやって知ったのですか?

高校時代にも大学名は聞いていました。ただ、本当に正直に言うと“American schools in Asia”というキーワードで検索をしたとき、目に飛び込んできたのがTUJでした。

他にも候補がある中で特にTUJを選んだ理由は?

アメリカに本校のある大学で、すでに取得した単位を全て引き継ぐことができたからです。私の場合、73単位が編入単位として認められました。もし普通の日本の大学を選んでいたら、単位の互換性がないため、もう一度最初からやり直す羽目になっていたと思います。

東京の暮らしで特に好きだというものはありますか?

そうですね、アメリカだと学生ビザでの滞在中にアルバイトをすることは非常に難しいです。しかし、日本ではそれができます。このことを知ったときはとても魅力に感じました。学校以外にも、たくさんやれることが広がって、大学生活の他の側面も体験できるということですから。

確かに、アメリカで暮らす留学生は就業に関して非常に厳しい制限を受けていたことを思い出しました。

そうです。CPT (Curricular Practical Training)という労働許可を得ることはできますが、インターンシップの形でしか働けず、自分の専攻と結びついていなければならないなどの制限があります。色々と本当に大変なんです。こうした点は、海外からの学生が、アメリカではなく日本で留学することを選ぶ大きなメリットになると思います。

卒業後の進路についてはどう考えていますか?

大学院に進んで、アジア研究を続けるつもりです。ヨーロッパの大学院に入学して、さらに別の文化を体験することも考えています。

TUJで自身の文化を他の学生と共有する機会はありましたか?

ありました。TUJは比較的小規模なキャンパスなので友達を作るのも簡単です。まだここに来て2ヶ月ですが、去年よりも多くの友達ができました。たくさんの友達ができると、それだけ自分の文化や経験を共有する機会も多くなりますよね。アメリカでは、交友関係の幅が自分の属するグループを越えて広がっていかないというか、台湾人や中国人の学生と遊ぶことが多かったです。ここではみんな仲が良いですし、それぞれが海外からの留学生という同じ立場に向き合っています。実際、アメリカにいた頃よりも多くのアメリカ人の友人をTUJで作ることができました。

これだけ国際的なコミュニティを持つ大学で学ぶ利点を、他にも教えていただけますか?

まず、英語ネイティブではない外国人にとっては英語力を短期間で上達させることができると思います。これだけ出身国がばらばらだと、一緒に出かけるときなどにお互いにコミュニケーションを取るには全員が英語を使わなければいけません。そういう状況にいると、英語力は急速に伸びていきます。アメリカだと、自分と同じ文化圏の学生と母語で会話することが多くなるので、実際にはそれほど英語力が伸びない場合もあります。

外国語を学ぶことはあなたにとって難しいですか?

難しい、という言葉を使われると・・・どうかなあ。まず、これまでずっと外国語を学ぶことを面白いと思ってきました。そして、今学んでいるのは日本語ですが、実はそれほど難しいと感じていません。母語が中国語なので、他の学生よりも好都合なのかもしれません。日本語自体が好きだということも、学習の助けになっていると思います。

新入生へのアドバイスはありますか?

日本社会の習慣やマナーについて来日前にできるだけ学んでおくと良いと思います。私は、サマープログラムで初めて日本に来たとき、少なからずカルチャーショックを受けました。というのも、日本では自分の行動にいつも気を配らなくてはならないからです。前に住んでいたニューヨークでは、公共の場でも自分の好きなことをやっていましたが、その点は日本ではちょっと違っています。なので、日本に来る前に最低でも少しは日本のことを知って、その上で、日本に着いてからは、違いがあるということをまず分かった上で、心を広くもって生活すればよいと思います。