日時: | 2012年11月16日(金) 14:00-17:00(開場13:30) |
場所: | 国連大学 ウ・タント国際会議場 東京都渋谷区神宮前5-53-70(アクセス) |
定員: | 350名 |
入場: | 無料 |
参加申込み: | お申し込みの受け付けは締め切りました |
このシンポジウムは米国大使館のご後援をいただいています。 |
世界のどこでも活躍できるスキルと能力を備えた「世界人材」。米国大学の学部課程教育で採用されている「リベラルアーツ・アプローチ」は、そうした人材の開発になぜ有効なのか?参加型授業による理論的思考力の養成といった技術論にどどまらず、日本でいう一般教養教育とは似て非なるリベラルアーツ本来の考え方をひもとき、産官学どの分野でも国境なき活躍のベースとなる「世界人材の基本的資質」とその育成について議論します。
パネリスト:
モデレータ:
プログラム (日英同時通訳付き)
14:00 |
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14:05 | プレゼンテーション1: 既成概念の内と外:専門教育かリベラルアーツ教育か ロバート・M・オアー氏 |
14:30 | プレゼンテーション2: 日本の大学の致命的欠陥ー受益者の視点から見て 諸星裕氏 |
14:55 | プレゼンテーション3: グローバル時代のリーダーシップ 藤森義明氏 |
15:20 | 休憩 |
15:30 | 討論および質疑応答 |
17:00 | 終了 |
終了後、2Fレセプションホールにてカクテルレセプションを行います。(17:00-18:30)
パネリスト・プロフィール
ロバート・M・オアー
フロリダ州アトランティック大学を成績優秀で卒業(歴史学)。ジョージタウン大学より行政学修士号、東京大学より政治学博士号を取得。
1976年、米下院議員の政策秘書としてキャリアを開始し、米国政府関連のポジションを歴任したのち来日。1985~1993年、テンプル大学ジャパンキャンパスにて政治学教授を務め、途中2年間、京都のスタンフォード・ジャパン・センターにて、Kyoto Center for Japanese Studies およびthe Stanford Center for Technology and Innovationという2つの留学プログラムの運営に携わる。
その後、モトローラ・ジャパンに入社、政府担当バイスプレジデントとして日本の携帯電話市場開放を目指す交渉を率い、後にブリュッセルで同社のヨーロッパ担当バイスプレジデント兼ディレクターを務めた。2002~2007年、ボーイング・ジャパン社長。この間同社は、史上最も販売実績のある航空機ボーイング787ドリームライナー(機体の35%は日本製)の開発を進めた。2007~2010年、パナソニック財団理事長、全米日米協会連盟(NAJAS)副理事長、桜美林大学理事、東西センター基金理事。2010年9月より現職。
著書「The Emergence of Japan's Foreign Aid Power 」(コロンビア大学出版)は、1991年度の大平正芳記念賞を受賞。1953年ニューヨーク州生まれ。独語、日本語、仏語を話す。
諸星 裕
学術博士。専門は大学行政管理、大学改革、余暇学、刑務所管理学。
1969年 国際基督教大学(ICU)卒業、1971年ブリガム・ヤング大学教育学大学院・修士課程修了(M.R.Ed.)。1971年にカナダ・オンタリオ州矯正省に入省し、上級分析官として女性刑務所および少年少女鑑別所に勤務。1976年ユタ大学健康関連学群大学院・博士課程修了、学術博士号(Ph.D.)取得とともに同職を退官。
1977~1988年、ミネソタ州立セント・クラウド大学教育学部にて教鞭をとる。1989年、ミネソタ州立大学秋田校学長に就任。ミネソタ州立大学機構、ミネソタ州議会、秋田県、秋田県雄和町の4者協議を経て設立された米国公立大学の初代学長として、教学部門、管理部門の監督・運営および地元自治体、財界とのロビー活動に従事し、大学の財政基盤確立に寄与した。同大学は現在、秋田県立国際教養大学として存続している。1998年より現職。1999年から2004年には桜美林大学教学担当副学長を務め、完全セメスター制、教員評価制度、GPAによる厳格な成績評価の導入などさまざまな大学改革を立案、実行した。2002年からは山形大学の客員教授も務める。
主な著書に「プロ交渉人 」(2007年集英社)「消える大学、残る大学 」(2008年集英社)「大学破綻 」(2010年角川書店)など。大学や企業・地方自治体での講演、テレビ・ラジオのレギュラー出演も多数。1946年、神奈川県生まれ。
藤森 義明
1975年に東京大学工学部を卒業後、日商岩井株式会社(現 双日株式会社)に入社。1981年カーネギーメロン大学より経営学修士号(MBA)を取得。1986年、日本ゼネラル・エレクトリック株式会社(日本GE)に入社。1997年から米国GEのカンパニー・オフィサー、2001年から同社日本人初のシニア・バイス・プレジデントを務め、2008年には日本GEの取締役会長兼社長兼CEO(代表取締役)に就任するなど、GEグループ内の要職を歴任。
2011年より現職。LIXILグループ(旧 住生活グループ)をグローバルカンパニーへと導くべく、世界に通用する組織の構築と人材の育成に注力している。
2007年よりカーネギーメロン大学理事、2011年からは経済同友会副代表幹事も務める。1951年東京生まれ。
国連大学 ウ・タント国際会議場
東京都渋谷区神宮前5-53-70
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