リチャード・ジョスリン — テンプル大学ジャパンキャンパス前学長 (1996-2001)

渋谷ハチ公前でキャシー夫人と(2009年春)

ジャパンキャンパス開校30周年にあたり、在校生・卒業生、教職員、そしてTUJに関わってきたすべてのみなさんにお祝いを申し上げます。

日本にキャンパスを作るということは、勇気ある、革新的な決断でした。その背景には、教育機会の提供、異文化理解と協力、そして創造的な探求や表現が持つ変革の力、これらに対する深いコミットメントがあったのです。

TUJの第一歩は小さなものでした。東京の真ん中で、すべて英語によるアメリカンスタイルの教育・・・果たしてどれくらいの学生が集まるのか、だれも明確には予想できませんでした。しかし、以来30年を経て、TUJのミッションはいかに時宜を得た先見性のあるものだったか、また多くの学生や教職員にとってTUJで学び働くことがいかに知的刺激に満ちたものであるかが、証明されたわけです。

TUJの30年は変化の歴史でした。カリキュラム、所在地、学生プロフィール、法的位置づけ、経営陣、財務、他の機関や国との関係などにおいては、多くの変遷を重ねてきました。しかし、決して変わらないものもあります。それはその使命であり、未来への確信であり、高い学術性・誠実性・結果を出すことに対するこだわりです。TUJの発展には幾多の試練がありましたし、これからもそうでしょう。しかしTUJとその仲間たちは、その試練に打ち勝つ粘り強さ、献身、そして知性をもって、TUJの発展を確かなものにしてきたのです。

これを書いているのは3月11日です。昨年日本を襲った大震災を思い起こさずにはいられません。日本は私の家族にとって第二の故郷です。私たちは日本で、母国アメリカと同様に幸せな日々を過ごし、日本人のあたたかさ、寛大さ、そしてユーモアを記憶に刻みました。日本を思い、TUJを思って胸がしめつけられる1年でしたが、日本国民の魂と回復力、巨大な障害に共に立ち向かおうとする協力の精神が、最後は勝利すると確信しています。それはちょうど、TUJの30年の歴史と重なります。こんなとき私は、「粘り強さこそすべてに勝つ」というテンプル大学のモットーを思い出します。

1998年、キャンパスを訪れたフォーリー前駐日米国大使を迎えるジョスリン元学長(左から2人目)

TUJが15周年を迎えたとき、私はよく「我々は東京ディズニーランドよりも日本に長いんですよ」と宣伝したものです。ティーンエージャーのように、将来への期待と夢にあふれていた頃です。今年TUJは30歳の青年になりました。活気とエネルギーに満ち、既に多くのことを成し遂げ、これからもっと大きく成長するでしょう。独自のスタイルを追求しながらも、経験を重ね、認知を得、未来への自信を身につけていくでしょう。TUJの明るい未来に疑いの余地はありません。世界中から集まる多くの学生が、TUJから多くのものを得て巣立っていくことでしょう。

あらためて、TUJ30周年おめでとうございます。

1986年、渋谷キャンパスのエントランスにて。

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