写真:フリーマン財団の助成でインターン中の米国人留学生(後列)と、メンターとして支援してくれるテンプル卒業生のみなさん。

テンプル大学ジャパンキャンパスはこのたび、米国フリーマン財団の助成による、米国人留学生対象のインターンシップ・プログラムを開始しました。現在ジャパンキャンパスに在学中、もしくは米国本校から日本へ短期留学する米国人学生が、日本国内でインターンシップを行う場合、財団からの助成を受けられるものです。

この夏学期(5月27日~7月31日)には第一弾として、短期留学生2名を含む5名のインターンが、下記の団体において約10週間の研修を開始しました。

受け入れ先

  • Tokyo English Life Line
  • Japan Inc.
  • AIG
  • 英国商工会議所
  • Pecha-Kucha
写真:フリーマン財団の助成でインターン中の米国人留学生(後列)と、メンターとして支援してくれるテンプル卒業生のみなさん。
フリーマン財団の助成でインターン中の米国人留学生(後列)と、メンターとして支援してくれるテンプル卒業生のみなさん

フリーマン財団のこの助成制度は、米国人大学生のアジアにおけるインターンシップを拡大する目的で創設されました。テンプル大学は長い歴史を持つそのジャパンキャンパスを生かし、日本におけるインターンシップ促進に同制度を活用することになったものです。今期の5名に続き、来期(秋)は10名、再来期(春)は14名の派遣を見込んでいます。

米国の財団・大学の支援によって、日本における米国留学生の就業体験を促進しようという本プログラムは、日本の産業界のグローバル化対応にとっても意義あることと言えるでしょう。しかしながら、対象となる米国人留学生は必ずしも日本語が堪能ではないため、今回の受け入れ先はすべて外資系団体という結果になりました。今後日本企業の外国人採用が増加するにともない、高度な日本語力を求めない外国人インターン採用の拡大も期待されるところです。

本学のインターンシップについて

なお、テンプルジャパンでは、上記のプログラムのほかにも、毎学期平均30-40人のインターンを、企業、政府機関、教育機関、NPO、NGOなどに送り出しています。インターン期間は通常、1学期140時間(1週間に10-20時間)で、成功裏に修了すると学生は3単位を取得できます。