クリストファー・ラスボーン:
法律翻訳のスペシャリストに聞く

リーガルアシスタント養成プログラム」は、パラリーガルやリーガルアシスタントとして国際的な環境で活躍するために必要な実践的スキルの習得を目指す修了証書プログラムです。「人材管理」修了証書プログラムの取得を目指す学生にも推奨されるコースが数多く含まれています。講師のインタビューを通じて、法律の分野を探求してみましょう。

先生の経験について詳しく教えてください

私はカナダ人で、もとはサスカチュワン大学で(文学士号、法学博士号取得の)勉強をしていました。日本の松本、日光、軽井沢、札幌、神戸、東京、その他の場所で18年間過ごしてきました。日本語は不自由なく話すことができ、日本語能力試験のレベル1に合格しています。2000年に北海道大学で法学修士課程(LL.M)を修了し、法律を専門とする翻訳家として東京で働き、幸運なことに数多くの国際的な法律関連の業務処理に携わることができました。この経験を通して私は日本の法律について理解を深めることができ、2007年には国際法律事務所の東京オフィスの主任翻訳者に任命されました。2013年からカタリスト・リポジトリ・システムズでコンサルタントを務めています。マサチューセッツ州の司法試験に合格し、2010年に同州の弁護士資格を取得しました。翌年よりテンプル大学で教壇に立っています。

担当する講座について詳しく聞かせてください

「法律文書翻訳」講座では、翻訳文書の骨子となる重要なルールと実践的なコツについて学びます。「法律文書作成法」講座では、法律文書や専門的内容を含む通信文書の書き方をはじめとする、英語による初歩的なリーガルライティングを習得することができます。「パラリーガル入門」講座では、パラリーガルを目指す人にとって必要な基本的スキルと知識について概観します。

先生の講座を修了した受講生のサクセス・ストーリーがあれば聞かせてください

多くの学生は、今までより自信をもって英語を使い、法的な題材についてより豊富な知識を身につけることで、法律文書の翻訳や調査、その作成が速やかにこなせるようになります。学期開始直後は、多くの学生が自信がないように見えます。しかし、学期が進むにつれ、そうした学生が自信を得てスキルを向上させていく姿を見るのは本当に嬉しいものです。

個々の学生について言えば、パラリーガル研究の学位を取得するためにニューヨーク大学に進学し、現在はパラリーガルとして航空宇宙産業で有名な多国籍企業で勤務している学生もいます。また、ある学生は、東京にある米国の大手法律事務所でパラリーガルの職を得ました。「法律文書作成法」を修了したある日本人弁護士は、ワシントン大学法科大学院から法学修士号を授与されました。

どのような方が先生のコースを受講していますか。

実に様々な経歴を持っていることに驚いています。多くの学生は日本の会社で法務部や管理部に勤務するパラリーガルです。日本人弁護士が英語のスキルを磨くことを目的に受講したり、コモンローの国の弁護士が、日本の法律文書を英訳する翻訳技術を磨くために「法律文書翻訳」講座を受講しています。さらには、多くの翻訳者が法律分野での競争力を磨くために受講するケースもあります。

ご存知でしたか?

クリス・ラスボーン講師の趣味は、家系図の調査です。今までで最高の発見は、自身の祖先であるベティに関するもので、そのベティを奴隷制度から解放した奴隷解放証書の発見ということです。