学長室だより

2008年8月5日

夏休みの時期を迎えて

Dog Days

英語では真夏のこの時期を「Dog Days」といいます。その語源は古代ギリシャまでさかのぼり、Dog Star=シリウス(おおいぬ座の一等星)が太陽とともに昇ることから名づけられました。でも、私を含めて英語のネイティブスピーカーがDog Daysと聞いて思い浮かべるのは、酷暑の中、日陰でぐったり寝そべる犬のイメージでしょう。その方がぴったりきませんか?日差しをさけて避暑に出かけたくなるこの時期、私のお気に入りの休みの過ごし方は、住まいのある金沢八景から自転車で葉山に出て、相模湾でひと泳ぎしたあとは、ただ海辺の風景を眺めてゆっくり・・・。いたってジャパニーズ・スタイルです。

Graduation

8月は夏休みシーズンであるとともに、上半期の仕事を棚卸しし秋学期に備える時期でもあります。去る6月には171人の卒業生が誕生し、ホテルニューオータニで盛大なTUJの卒業式が行われました。フィラデルフィア本校からハート総長のビデオメッセージが届き、式にはリサ・スタイアノ・コイコ副総長はじめとするゲストが臨席しました。同時に、本校のインターナショナルプログラム担当バイスプレジデントとしてTUJを長年支援してきたロバート・ラインシュタイン博士の引退と、後任のアデレード・ファーガソン博士の就任を祝う機会ともなりました。

Office of International Affairs

ファーガソン博士は、新設のOffice of International Affairs(OIA)のバイスプレジデント代行です。 OIAは、これまでのインターナショナルプログラム(留学・交換留学、海外キャンパス担当)と、インターナショナルサービス部門(留学生向けサービス)の機能を統合したものです。OIAの業務範囲はまた、テンプル大学としての各種の国際提携や全世界の卒業生ネットワークの整備運営などを含めて多岐にわたり、入学審査を除くすべての海外業務を統括します。ファーガソン氏の最優先課題は、テンプル大学の国際的な事業展開を今後どのように推進していくのか、その広範な戦略を立案することです。最大の海外キャンパスであるTUJが、その戦略の中心に位置することは間違いありません。ハート総長、リサ副総長ともに、テンプル大学を全米トップクラスの国際高等教育機関にすると明言しており、TUJはその戦略の中で重要な役割を果たすとも明言しています。そこで、私は9月に本校を訪れ、テンプル大学の国際戦略という枠組みの中で、TUJの将来戦略をどう展開すべきか、じっくり話し合ってきます。

Enrollment Management

7月1日からTUJは、エンロールメント・マネジメントという新しい職掌を導入しました。教務以外の学生サービスを統合したもので、学生募集(入口)から就職サポート(出口)まで、その間の一切のサービスを担当します。長年にわたって築かれてきた部門間の壁を取り払い、風通しをよくし、学生の視点から業務を統合することによって、よりよい学生サービスが可能になると思います。TUJを知り尽くした加藤智恵が新しくエンロールメント・マネジメント担当副学長に就任しました。

From Fall

秋学期の学部課程新入生は現時点で150~160人と予想され、全学生数は学部・大学院あわせて1200人をゆうに超える見通しです。ここ数年、学部・大学院課程の学生数は順調に伸展しており、米国にある多くの大学と同程度の規模に達しています。こうした発展とテンプル大学の国際戦略とを鑑み、TUJはそのアカデミックプログラムを見直し、日本の高等教育システムの中における米国の教育機関としての位置づけを、今いちど明確にすべき時に来ています。これからワクワクドキドキする展開が待っていますよ。どうぞ楽しみにしていてください。でもその前に、私も夏休みをいただくことにしています。年に一度、兄弟姉妹が故郷のメイン州に集まるのです。湖のほとりで少しだけノンビリしたあとは、秋学期からはみなさんとともに全力でTUJを前進させていきます。
みなさんも存分に夏休みを楽しんでください。